「アトムの心臓」と映画「ディア・ファミリー」
先日、広島の八丁座で映画「ディア・ファミリー」を観て来ました。
これは、先天性心疾患(三尖弁閉塞症)の娘を持つ借金まみれの町工場の親父が、娘のために私財を投げうって人工心臓を研究開発する物語です。
結局実用化までには至らず、娘さんは享年23歳で他界しますが、それでも国産初の大動脈内バルーンパンピングという心臓機能の補助に使うカテーテルの開発に挑戦してこれを成功させてしまいます。
このカテーテルによりこれまで世界で17万人の重篤心臓病患者が救われているそうです。
この原作は清武英利の「アトムの心臓」(文春文庫)で、ここにに出て来る開発の実質的協力者である吉岡行雄という医者は、実は広島大学で一緒に学んだ私の同級生です。
奥さんと2人の姉妹の家族愛、そして何があってもあきらめず前に向かって進んで行く姿勢がとても素晴らしい作品ですので、映画も原作もぜひご覧ください。
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