「雑居雑感」と「頁をめくる音で息をする」
一昨年の11月に『雑居雑感』という雑誌の創刊号を紹介しましたが、このたび第2号が発刊されました。
今号は向島の兼吉地区で昔ながらの技術を守っている製パン所と鉱泉所が紹介されています。
最近はサイクリストにも評判で、様々なメディアで紹介されていますが、本書では現在に至る物語がつづられており興味深く読ませてもらいました。
この雑誌は「古本屋・弐拾dB」という久保の路地裏にある古書店が発行しています。
このお店は夜の11時から夜中の3時までの間営業し(土・日は日中営業、木曜日は定休日)、日中は三軒家にある「ミリバール」というもう一軒の古書店を開いているそうです。
この古書店店長の藤井基二さんが「本の雑誌社」という出版社の「Web本の雑誌」に投稿した原稿をメインに、同社から『頁をめくる音で息をする』という本を出しました。
中原中也の詩を愛するかなり繊細な心の青年かと思いましたが、どっこい話好きでみんなに愛される方のようです。
夜中には行けませんので、一度週末にでも覗いてみようと思っています。

