腰痛、首・背中の痛み、肩・膝などの関節痛、脚・腕などのしびれ・脱力、様々な部位の腫れや出来物、四肢の外傷等々、様々な症状をていねいに診断して、それぞれの状況に応じた治療を行ないます。
必要に応じてレントゲン撮影、血液検査などを行ない、場合によっては他医に依頼してMRI、CTによる精査も行ないます。基本的にはなるべく手術をしない治療を心掛けていますが、手術の必要な場合には最高の治療を受けていただくために、それぞれの専門医に紹介します。
■当院に特徴的な検査
①エコー(超音波検査): 軟部組織の状態や血行などの検査
②骨密度検査 : 骨粗鬆症の程度を測る検査
■当院で行なう特徴的な治療
①発育性股関節形成不全(旧名:先天性股関節脱臼)の装具療法
②脊柱側弯症の装具療法
リウマチ科
関節リウマチは自己免疫疾患で、膠原病の一つと言われています。関節にある滑膜という膜が異常に増殖して関節の軟骨や骨が破壊され、特に初期には手足の指の関節が左右対称性に侵され、やがて全身の関節に進行して行くことが多い疾患です。特に、手指の「朝のこわばり」が特徴的と言われています。
30~40年前までは、あまり治療薬もなく寝たきりになる人が多かったのですが、人工関節手術の発達と、治療薬の飛躍的な進歩によって、治療を中止することのできる「寛解」という状態も夢では無くなりつつあります。また、関節リウマチは出産可能年齢の女性に非常に多い病気ですが、最近は高齢になって発症したり、膝や肘などの大きな関節からいきなり発症することも増え、男性の患者さんも珍しくありません。
当院ではなるべく早期に診断し、内服薬による治療を先行しますが、他の膠原病を合併していたり、内服薬の効果の悪い場合には、総合病院の専門医に紹介しています。長いお付き合いになる慢性疾患ですので、患者さんとの信頼関係を第一に考え、万一副作用が起こった場合も迅速に対応します。
リハビリテーション科
骨折や脱臼の治療は、いかに元の状態に戻すのかが一番大切です。そのためには、最適なタイミングで最適なリハビリテーションを行なうことが大切です。また、五十肩や変形性膝関節症、慢性腰痛なども運動療法が効果的です。当院ではきちんと研修を受け日本運動器学会から認定を受けたセラピストの看護師がリハビリテーションを担当します。
また毎週木曜日の午後(15時~19時)には理学療法士(PT)が予約制で歩行障害、手術後、麻痺の方などに懇切な個別リハビリテーションを行なっています。腰痛、下肢痛、項頚部痛、膝痛、肩痛などの慢性的な疼痛に対しては理学療法が効果的です。当院の理学療法の器械は、現在以下の通りです。
①干渉波 : 腰痛、臀部痛など
②低周波 : 項頚部痛、背部痛、下腿部痛、膝痛など
③マイクロ波(超短波) : 項頚部痛、肩痛、膝痛など
④ホットパック : 腰痛、背部痛など
⑤ウォーターベッド : 腰痛、背部痛、項頚部痛など
⑥腰椎牽引 : 腰痛、下肢痛など
⑦頸椎牽引 : 項頚部痛、上肢痛など
⑧スーパーライザー ): 肘痛、手指痛など
⑨メドマー : 膝痛、下肢痛など
⑩渦流浴 : 骨折後の手指、手関節痛など
※PT(理学療法士)による個別リハビリテーション:毎週木曜日15時~19時(予約制)
診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 | |
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9:00~13:00 | ● | ● | ▲ | ● | ● | ▲ | ― |
15:00~18:00 | ● | ● | ― | ● | ● | ― | ― |
▲:水曜・土曜は、午前9:00~13:00まで
休診日:水曜午後・土曜午後・日曜・祝祭日