整形外科では、頭の中(脳など)、胸の中(肺や心臓など)、お腹の中(肝胆膵臓、胃腸、腎臓、泌尿生殖器など)以外は、ほぼすべての部位の治療を行ないます。骨、関節、筋肉、神経(脳以外すべて)など運動器の専門医です。
「病院に行くほどでもないかな…」と思うような症状でも、きちんと診断をつけて早く治療した方が、絶対に早くきちんと治ります。『すべての病気、怪我は最初の1週間が勝負』と覚えてください。
切り傷、擦り傷などの傷全般
「切り傷や擦り傷の場合、何科を受診してよいかわからない」という方が多いのですが、整形外科では状態に応じた治療により、なるべく後遺症の残らないように努めています。
打撲、捻挫
打撲や捻挫はとても多い外傷ですが、程度によっては症状が長引く場合や骨折が隠れている場合がありますので、早めに受診してレントゲン確認や固定などの処置を受けることをおすすめします。
骨折、脱臼
骨折や脱臼は整形外科の専門分野です。レントゲン撮影をして患部の状態を正確に診断して手術をする必要性の有無を判断し、整復、固定などの治療を行ないます。後遺症が残らないように場合によってはリハビリテーションも行ないます。
関節痛(肩、肘、手首、指、股関節、膝、足首など)
加齢による関節の痛みや日常生活上の関節のトラブルなど、それぞれの原因を診察やレントゲンでつきとめます。リハビリテーションはもちろん、投薬や注射、装具療法など、それぞれの状態に応じて適切な治療法で回復を目指します。
首の痛み、肩こり、頭痛、腕・手のしびれ
首の痛みや肩こり、それに伴う頭痛や背部痛、手のしびれでお困りの場合、頚椎に原因がある可能性があります。診察やレントゲン、場合によりMRIで頚椎の状態を確認することにより、症状に合わせた治療を行ないます。
腰痛、臀部痛、大腿部痛、脚のしびれ
腰痛や臀部痛、脚やつま先のしびれは、腰椎が原因のことが多く、首と同様に早めの適切な処置が必要です。診察やレントゲン、場合によりMRIで腰椎の状態を確認して、症状を少しでも改善するように治療します。
関節リウマチ
関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されて関節の機能が損なわれてしまう関節リウマチは、「手や指のこわばり」「関節の痛みや腫れ」などの症状があります。レントゲン検査や血液検査などで診断し、関節が壊れるのをなるべく防ぐように投薬や注射で治療します。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
骨の密度が低下し骨がもろくなってしまう骨粗鬆症は、痛みなどの症状が全くない場合も非常に多く、ちょっと転んでしまっただけで骨折をしてしまうこともあります。早めに骨の量を検査して予防や治療を行うことをおすすめします。
痛風
足の親指の付け根や膝、踵などの激しい痛みが特徴の痛風は、食生活やアルコールなど様々な原因で血中の尿酸が増えすぎたために起こる生活習慣病の一つです。血液検査で診断し、内服薬で根気よく治療する必要があります。
スポーツ障害
スポーツ中の外傷やスポーツに伴う身体のトラブルを診療します。たとえば投球による肩や肘の痛み、ランニングやジャンプ動作による膝や脛、アキレス腱の痛み、腰痛など、スポーツに関連する様々な障害を早期に発見し、一日でも早く復帰できるように、それぞれの状態に合った治療を行ないます。
子供の障害
子供の様々な体の障害に対応します。発育性股関節発育不全(旧名:先天性股関節脱臼)の装具療法、学校検診による脊柱側弯症の精密検査や装具療法、手足の変形やスポーツ障害の治療など、お困りの場合には早めの受診をお願いします。
診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 | |
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9:00~13:00 | ● | ● | ▲ | ● | ● | ▲ | ― |
15:00~18:00 | ● | ● | ― | ● | ● | ― | ― |
▲:水曜・土曜は、午前9:00~13:00まで
休診日:水曜午後・土曜午後・日曜・祝祭日