・冷たいシップと暖かいシップの使い方は?
シップは通常どちらでもかまいませんが捻挫や打撲などのけがの場合や、患部に熱感がある時には温シップは使わないでください。また、温かいシップは刺激が強いので皮膚の弱い方は避けてください
・指を切った時は付け根をゴムでしばって血を止めるのですか?
止血は傷を清潔なガーゼやタオルなどで直接圧迫してください。長時間指の付け根を強く縛ると、神経障害や場合によっては指の壊死が起きる可能性があります。
・ぎっくり腰になったら急いで受診した方がいいですか?
ぎっくり腰とは急性腰痛症の俗称で、様々な病気が含まれます。たいていの場合、安静にしていれば強い痛みが軽くなって来ますのでそれから受診してください。ただし脚の痛みしびれが強い場合、安静時の痛みが強い場合、排尿に異常がある場合などはなるべく早く受診してください。
・コルセットはずっと使っていてもいいですか?
コルセットは腰痛の強い時は効果的ですが、長期間使っていると腹筋・背筋が弱ってかえって腰痛の原因になります。腰痛が軽くなったらなるべく早くはずしてください。また腰痛予防にも使わないでください。
・注射した日に入浴してもいいですか?
筋肉注射、静脈注射、皮下注射、皮内注射、採血などの場合には入浴してもいいですが、関節内注射、腱鞘内注射などの場合には入浴、シャワーは避けてください。注射部位から化膿する可能性があります。
・痛風の薬は痛みが無くなれば中止してもいいですか?
痛みを抑える薬は中止してもいいですが、尿酸値が下がってもまた痛みが出ることがありますので、その時のために保管しておいてください。ただし、尿酸値を下げる薬は続けてください。止めるとすぐにまた尿酸値が上がり、痛みが出る可能性が高くなります
・テレビなどで、関節に効果があるといろいろなサプリメント(コンドロイチン、ヒアルロン酸など)をコマーシャルしていますが、効果ありますか?
効果はありません。効果があれば薬として認められ医者が処方します。すべて胃で消化されて多少栄養にはなりますが軟骨になる確率は何億分の一と考えられます。たとえば膝や肩の治療で関節内に直接ヒアルロン酸を注入しますが、それでも軟骨の状態が再生するという報告はありません。
・膝の水を抜くとクセになるというのは本当ですか?
クセにはなりません。関節には関節液という水が誰にでも溜まっていますが、炎症が起こるとこの関節液が増えます。沢山溜まると痛みが強くなり、またヒアルロン酸などの注射の効果が減りますので、抜いた方がいいでしょう。炎症が治まれば自然に吸収されます。
・レントゲン検査は体の害になりませんか?
レントゲン検査の機械は放射線が散乱しないようになっています。検査の時に浴びる量は、太陽から浴びる放射線と比べても非常に少なく、飛行機に乗っている方がかえって多いと言われています。外来でのレントゲン検査は心配せずに受けて下さい。
・リハビリには毎日通った方が良いのでしょうか?
リハビリのうち運動療法は毎日続けることが大切です。毎日通えないことも多いので、自宅でできる運動もお教えします。毎日続けるようにしてください。
・初期の関節リウマチ治療はどのようにしているのでしょうか?
関節リウマチは血液検査だけでは診断できず、いくつかの条件をみたす必要があります。ただ、火事はボヤのうちに消火した方が良いように、関節リウマチもなるべく初期に診断して治療した方がいいのですが、初期には診断が難しいことが多いのです。治療薬には強い副作用もあるので、軽い薬を使ったり検査を繰り返しながら経過を見て、診断がつけば全身の検査をしてから直ちに治療を開始します。
・傷を縫ってもらったら糸はいつ抜くのでしょうか?
傷の状態にもよりますが、基本的には手、顔などは1週間、足などは10日間くらいで抜糸します。糖尿病がある場合などはもう少し長くなります。
・捻挫した時や肉離れを起こした時は、どれくらい安静や固定をすればいいのでしょうか?
捻挫とは関節周囲の靭帯などを痛めた状態で、肉離れは筋肉の一部を引きちぎった状態です。部位や受傷時の状況にもよりますが、靭帯や筋肉などの軟部組織を痛めた場合、回復するのに約3週間かかると言われています。この期間を目安にして痛みに応じて治療します。
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